何年か前、客席で多恵さん作品を観ていて、約2時間、何故だか涙が止まらなくて、ずっと泣いていた事がある。
淡々と、踊るからだがそこに存在し、時間と空間を紡いでいく。
なんだか私の心の何かに触れてしまった。
人に話したら、それ分かる、という人がいた。
映画を観ているみたい。
今回も、ものすごく大好きなピースがあり、それは私は世界で一番美しい振付けだと思っている。
私はそのピースには出ていなくて、稽古でも、いつもそのシーンになると釘付けになって見ている。
そして毎回こっそり泣いちゃう。
そういうと、「なんなのこの子は」と言って多恵氏は笑うけど。
美しい。
涙が出てしまう美しさ。
是非多くの人に観てもらいたいな。
肝心の私自身の踊りはというと、
階段を登ったと思ったらそこが新たな振り出しだったりして、
今日もまた1つのシーン、もう一度向き合いなおそう、というところにたどり着いた。
そうやって作業を重ねて、
お客様に、なんか観に来てよかったな、って思ってもらえるよう、
日々稽古してます。
お時間ご都合よろしければ是非是非、観に来て下さい!
日時詳細は上の段です。